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こんにちは。わたしは「ことひめ」。岩崎城の「水琴窟」に住んでいるのよ。
ここでは、岩崎城がある日進市や、愛知県でたくさん見つかっている、古い窯跡のお話をするわね。
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にっしんにある窯跡では、昔、土をお皿やつぼなどのかたちにしたものを焼いて、「やきもの」をつくっていました。
岩崎城の近くにも、「香久山古窯」という古い窯跡が残っています。この窯のあとを調べたとき、昔焼いたお皿などの残りや、陶器の印鑑も出てきました。
香久山古窯を含めた古い窯の集まりは、「猿投窯」と呼ばれ、昔はここで作られたやきものが色々な場所へ運ばれていました。
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愛知県ではたくさんの窯跡が見つかっています。なかには、窯跡が一つの地域にたくさんあつまっている場所がもあります。その場所は猿投山の西南の方向の山麓(山のふもとのこと)を中心にひろがっていることから、猿投山西南麓古窯跡群(猿投窯)と呼ばれています。
窯は古墳時代から奈良・平安・鎌倉・室町時代初めまで約900年にわたって作られ、窯の数は一千基※を超えるとかんがえられています。窯ではたくさんの「やきもの」が焼かれました。
※窯は「一基」「二基」と数えます。 |