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こんにちは。ぼくは「かんすけ」。
かんすけは、岩崎城の城主の子どもに代々受け継がれていた名前なんだ。
ここでは、城主たちがいたころに岩崎城でおこった戦いの話をするよ。 |
今から500年ほど前、岩崎城がまだお城として使われていた頃のお話です。
そのころ、日本は「戦国時代」と呼ばれる時代でした。戦国時代には、日本中でたくさんの争いがおきていました。岩崎城の城主であった丹羽氏も、自分の領地を守るために戦っていました。
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に わ し せんごくじだい
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戦国時代の岩崎城は、丹羽氏[※1]のお城でした。丹羽の家は戦国時代のにっしんで力を持っていた武将で、岩崎城のまわりにいくつも城を持っていました。岩崎城をふくめた丹羽氏の領地は、尾張の国に領地を持つ織田氏と三河の国に領地を持つ徳川氏のあいだにはさまれていました。4代目城主の丹羽氏次は織田信長に仕えていましたが、信長は本能寺の変で死んでしまいます。信長が死んだあと、氏重は信長の次男・織田信雄に仕えました。
[※1]〜氏・・・一族全体のことを苗字であらわすとき、苗字のあとに「氏」をつけて呼ぶことがあります。 |