トライアスロン初心者の書

〜トライアスロンとは?の段〜
ここでは、トライアスロンの由来・歴史をちょっと説明しています。
〜トライアスロンの由来〜

トライアスロン Triathlon のトライは Try「試みる」ではなく、Tri「(ラテン語の)3」を意味している言葉。
そして、アスロン Athlon は「競技」を意味している言葉の合成語です。
3種目連続して行うので「試みる」でも正解な気はしますが、元来の由来は「3競技」だそうです。
【水泳】【自転車】【マラソン】この3種目の競技を連続して行うことから、そう命名されたそうです。

トライアスロンとひとくちに言っても、距離が短いスプリントタイプから、オリンピック・ディスタンス(Swim1.5km Bike40km Run10km)、
ミドルタイプ、ロングタイプ、アイアンマン・シリーズ(Swim3.8km Bike180km Run42.195km)
など、距離の違いだけでも、さまざまなタイプがあります。
なお、それぞれの競技大会によって距離は延長・短縮される場合が多いです。

また、トライアスロン大会の多くは、大自然の中で行われます。
ウエットスーツに身を包み コースロープなどない大海原を泳ぎだし、 風を切り裂きながらトライアスロンバイクで疾走する。

そして、自分の持っている全ての力を振絞り走りきる。
するとそこには、頑張った人にだけに与えられる 感動のゴールが待っています。

一度トライアスロンの面白さを知ってしまうと、やみつきになってしまう方が多い魅力的なスポーツです。

つまり、トライアスロンの楽しみ方は、無限大。レベルや年齢にあわせて、スピードをとことん追究してもいいし、
自分のペースにあわせて、ゆっくり完走を目指してもいい。
少しずつ長いタイプのレースに挑戦してもいい。年齢層も幅広く、子供から大人まで楽しむことができます。

3種目を行うトライアスロンスポーツは、究極のクロストレーニングと言われ エアロビクス効果が高く、
故障も比較的少ないので、生涯スポーツとして ますます注目度がアップし愛好者も増えています。

練習を無理なく生活に取り入れることで健康が維持され、ダイエットなどにもかなりの効果が期待できると言われています。

「生涯スポーツ」として、今後さらに期待されている競技でもあります。

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〜トライアスロンの歴史〜

トライアスロンの歴史は浅く、1974年 アメリカのカリフォルニア州サンディエゴで 誕生したと言われています。
その4年後の1978年2月、オアフ島の人気レース 『ワイキキ・ラフウォーター・スイム(2.4マイル)』
『アラウンド・ジ・アイランド・バイク・レース(112マイル)』
『ホノルル・マラソン(26.2マイル)』
を合わせてつないだ距離の【 第1回ハワイ・アイアンマン・トライアスロン 】が、15人のおバカな?男たちによってスタートしました。
これがハワイアイアンマンの発祥です。
その後、”アイアンマンシリーズ”の名称で世界各地で大会が開催されるようになりました。

1982年には、米国トライアスロン・シリーズ(USTS)が始まり、 その距離を(Swim1.5km Bike40km Run10km 計51.5km)と設定され、
通称”オリンピック・ディスタンス”や”ショートディスタンス”と呼ばれるようになり、世界選手権をはじめ数多くの大会で採用されています。
その1/2の競技距離を”スプリント・ディスタンス”と呼び、 ジュニアの大会や初心者向け一般大会に採用されています。

国内では、1981年、鳥取県の皆生温泉で最初の大会が開催されました。
1985年には、沖縄県宮古島、滋賀県びわ湖でロングディスタンストライアスロン、
熊本県天草ではショートトライアスロン51.5kmの大会が開催され、トライアスロンが一躍脚光を浴びる年となりました。

トライアスロンの関連スポーツとしては、 ラン・バイク・ランで競われる「デュアスロン」、スイムとランで競われる「アクアスロン」、
ラン・マウンテンバイク・クロスカントリースキーで競われる「ウインタートライアスロン」などがあり、
これらのイベント大会もまた最近では 人気が高まってきています。

世界選手権が開催されているものもあります。
また、プールを利用した都市型ミニトライアスロンの大会なども開催されています。
また、1人が1種目づつを行いバトンリレーするリレー形式などもトライアスロン登竜門として注目を集めています。
  また最近では、小中学生が参加できるキッズ・ジュニア大会の開催も増えています。
また、指導者も少しずつ増え、トライアスロンスクールやトライアスロンクリニックの開催も各地で行われるようになってきました。

一般公道を利用したトライアスロンやデュアスロンが全国で毎年約50大会、
公園やプールを利用した大会や大会形式の練習会イベントは100を超えるほどになっています。

現在トライアスロン愛好者は、国内30万人を超えるといわれています。



1989年第1回ITU世界選手権大会(フランス・アビニオン)開催
2000年シドニーオリンピックでトライアスロンが正式種目化
2004年アテネオリンピック・トライアスロン競技実施
2008年北京オリンピック・トライアスロン競技実施
2012年ロンドンオリンピック・トライアスロン競技実施予定

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挑戦者たちへの絶対ルール
絶対に無理してはいけません。せっかく興味が湧いても無理して怪我をしてしまったらまったく意味がない。
少しでも前向きに自分を動かせたらそれで十分で、必ず成果は出ます。
一番大切なのは、『健康』であり、それを『楽しむ』ことです。