トライアスロン初心者の書

〜BIKEトレーニング方法の段〜
漕げば前へ進むBIKE?でも風を切りたい。
ここでは、BIKEトレーニング方法について説明しています。
〜BIKEトレーニング方法〜

1.競技用自転車とは
読技用自転車は、舗装道路でスピードを出して走るために考え出された自転車の形です。
タイヤの幅は20mm前後なので、舗装道路以外には向いていないのです。
当然一般の自転車についているようなカゴ、泥よけ、スタンドなどついていません。
レースに必要なものだけがついた、無駄の一切ない乗り物です。
車体も当然一般のものよりはかなり軽く、ほとんどのものが10キロ前後です。
始めはサドルの高さやハンドルの低さに戸惑い、少し怖いかもしれませんが、乗っているうちになぜそのような形をしているかが
わかってくるでしょう。さまざまな傾斜の坂道に対応できるように、変速ギアがついています。
 現在はブレーキレバーのところに変則ギアが組み込まれているものが多くなってきています。
価格帯は幅広く、10万円前後から100万円以上するものまであります。
 最初は、マウンテンバイクからはじめてもいいでしょう。

2.ロードレーサーはF1マシン
 ロードレーサーは、自動車のF1マシンと同じようにスピードや軽さを追求し、乗る人間一人一人に合わせてつくられます。
身長や手の長さ、足の長さ、肩幅などをしっかりとショップではかってもらい、自分の身体にフィットするバイクをつくりましょう。
最初は自分にフィットしていると感じなくても、乗りなれてきたら徐々に修正していくほうがよいかもしれません。
 速さを追求すると、バイクの重量は軽くなります。フレーム材質もクロームモリフデン、アルミニウム、
カーボン、チタンなどがありますが、軽ければ軽いほど高価になります。まずは、自分の予算に合わせて買い求めましょう。
スペアタイヤや、ボンプ、メーター、ヘルメット、グローブなど、必要な用具類も忘れずに買つてください。
特にヘルメットは、バイクに乗るときには必ず着用するよう心がけてください。

3.自分に合ったポジションを探す
 バイクのポジションは、乗ってみないことにはわかりません。
のぽり、くだり、平地を乗ってみて、プロショツフの人に感じを伝えてみましょう。
何がフィットしているのか、何があっているポジションなのか実感のわかない人は、
身体の小さい仲間のバイクを借りて乗ってみるのも一つの方法です。
自分のバイクに乗ったときの感覚と、借りたバイクに乗ったときの感覚の違いがフィットしているか
していないかの差になってくるわけです。自分の身体に関する感覚が高ければ高いほど、
自分にあったポジションをみつけることは容易になります。他人から見て窮屈そうに見えるポジションは、
実際に窮屈な場合も多いので、仲間に自分のライディングを見てもらうのもよいかもしれません。

4.ペダルの踏み方
 バイクに乗る際の注意点はベタリングです。ツール・ド・フランスのチャンピオンに5度輝いた、
ベルナール・イノー(フランス)も、「ベタリングこそは練習をつんで身につけなければならない動作である」と言っているように、
バイクでも重要な技術なのです。ベタリングを身につけるのが難しい理由は、
左右の脚が二つのまったく違った動作を同時に行わなければならないからです。
つまり、踏み脚と挽き脚です。このこつの動きをマスターして初めて、最も効率的なベタリングをすることができるのです。
ただ力任せにペダルを踏めばよいというものではないのです。

5.自転車に慣れよう
 乗り始めは、自転車がどのような場面でどう反応するかがわからないものです。
とにかく自転車にまたがって、どれくらいスピードが出るか、どれくらいのブレーキでスリップするか、
どれくらい横に倒すと転倒するか、前輪のブレーキだけをかけるとどれくらいバイクの後ろが持ちあがるかなど、
自分の自転車の特徴をつかんでいきましょう。雨の日と晴れの日では路面とタイヤの関係が全く違いますから、
さまざまな天気でいろいろな道路を走ってみることも必要です。クリートの外し方なども、練習に取り入れていきましょう。
自転車に慣れてくれば、前後輪同時にジャンフして道路の穴や投差をよけたりすることもできるようになります。
 ただしこれらの練習をするときには十分周りの交通に気をつけ、車のこない場所を選んで行ってください。

6.ギアをを変えて乗ってみよう
 現在の競技用自転車はフロントギアに2〜3校、リアギアに7〜9校ついているものが一般的なようです。
ですから、ギアの組み合わせは14〜27種類になります。前後のギアの位置の関係で、使われない組み合わせもありますが、
それぞれがさまざまな状況で必要になってくるものです。のぽりになって足が重いと感じたら徐々にギアを軽くしてください。
くだりでは重いギアに入れます。その際に腰をサドルの後方にずらしてバランスを取り、後輪のブレーキでスピードを調節します。
平地では自分の一番こぎやすいギアを選択し、ベダリンクに気をつけながら走ります。
初心者は全般的に重いギアを選ぶ傾向にありますが、少し軽めに感じるギアでペダルをスムーズに回転させることを意識しながら、
ベタリングの技術を向上させていきましょう。このとき、かかとが下がらないように気をつけてください。かかとが下がると、
円滑な回転運動の妨げとなるからです。

7.遠くまで走ってみよう
 バイクにも慣れ、ギアの変速もスムーズにできるようになったら、ロングライドに出かけましょう。
ロングライドは長持間かけてバイクに乗るため、自分のライディングの特徴やくせ、身体のどこが疲れやすいかなど、
さまざまなことがわかってきます。しかし、パンクなどの故障、空腹、天候の変化などが起こることが考えられますので、
準備を入念にしていきましょう。免許証などの身分を証明できるものや、小銭、テレフォンカード(携帯電話)、
ハンカチ、雨具などはもって行くように心がけてください。当然、ヘルメットの着用は必涙です。
最初は仲間と行くようにしましょう。
 長い時間バイクに乗り、疲労がたまってくると、ライディングの悪いところが出てくるものです。
仲間にフォームをチェックしてもらいながらバイクに乗りましょう。

8.交通への注意
 日本の舗装道路の状況は、バイクにとって十分とは言えません。
むしろバイクに向かないような交通事情があるのが現状です。常に交通法規とモラルを守ることを忘れてはいけません。
走行に際しては、自転車1台分の余裕を左側に開けてください。いざというときの逃げ場をもって走行していれば、
危険も回避しやすいのです。自分が気をつけていても、事故に巻き込まれることもありますから、
周りの状況に気を配りながら乗ってください。周囲のドライバーに、自分が路上にいることを視認させることも必要です。
自らドライバーの視界に入って走行し、車線変更や右左折の際に手で合図をして自分の存在をアピールしましょう。

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〜バイク選び〜

バイク
 バイクは、自転車選びから始まります。
競技ではロードレーサーが使われることが多いのですが、最初はマウンテンバイクでもOKです。
バイクは、自分の体格や体力にあったものであることが最重要ポイントになります。
オーダーで背広をつくるときのように、身長、体重はもちろん、腕の長さや股下など、ボディーサイズを把握してもらい、
専門ショツフで適切なフレームとパーツを選び、組みたててもらいましょう。バイクジャージ、バイクパンツは練習時の必需品です。
ヘルメット、バイクグローブなどとともに、身につけやすくフィット感のあるものがよいのです。
自転車練習中は、ごみが目に入らないようにサングラスをかけることをおすすめします。
シューズの裏には、シューズをペダルにはめる部分(クリート:ビンデインクとも言い、
バネでシューズをペダルに密着させる)があります。
これにはいくつかあり、少しずつ機能・形状が異なります。使いやすいものを選びましょう。 

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挑戦者たちへの絶対ルール
絶対に無理してはいけません。せっかく興味が湧いても無理して怪我をしてしまったらまったく意味がない。
少しでも前向きに自分を動かせたらそれで十分で、必ず成果は出ます。
一番大切なのは、『健康』であり、それを『楽しむ』ことです。