身体を作ってあげよう(2012年〜) Topに戻る

 身体を作ろうにも、必要なのはツール。そしてそれは、PMX Editerただ1本です。Blender? それらしいものがあるだろうとは思っていましたが、たとえ見つけても、いかんせん海千山千の代物、いつになったら習得できるのかもわかりません。とりあえず、すぐに発見したPMX Editorを使い始めました。待てなかったのです。そして、元のモデルの構造からなんとかしないといけないので、踏ん張りどころは多く時間もかかります。完成がいつのことか、想像することすらできません。

元のモデル(Ver 1.51改)の構造はこれ
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 意外とあっさりしているのがわかるでしょう。テクスチャを理解し、面の仕組みも理解した上で、どんどん分解していきます。そして、足りないところの作成に入るのです。
 腕、脚は、別のモデルからいただきました。胸も別のモデルからのものです。数多くのキャラクターのモデルは奇ッ怪なほどでかい胸のモデルばかりなので、縮小しつつ位置を確定していきます。そう、それと同時に、腰から上、両肩から内側へ、表面を広げていかなくてはなりません。
 身体と一体化していたパンティを別に分け、下半身も作ります。大事なところも別モデルからいただきました。下着は下着、身体は身体です。何も恥ずかしいことはしていませんね。

 ミクさんの身長は変わっていません。両手の位置もそのまま。袖も、靴もソックスも、全て元の形状のまま、元の位置におさまっています。腕も脚も胸も、大きさを全て調整し、元の衣装に完全に合わせています。腕のそこはもう少し太いだろうとか、脚は長すぎるだろうということは関係ありません。体型は「胸を除いて」完全に元のモデルに準拠しているのです。したがって、衣装を脱げば、胸も腰も、まさにその位置にあります。衣装を着ても、しかるべき位置に身体はあるのです。

そしてその、現在の構造がこれ

 相当作り変えられたことがわかると思います。試行錯誤も含めて、何百時間を費やしたかわからないほど。ただ、裸体を完全なものにするだけのための至福の時間でありました。
 あわせて、いくばくかの新しい衣装も作ろうと考えたのは、当然のことでした。全て合わせてもう、どれほどの時間をかけたのか記憶も定かではありません。きっと、4ケタ時間になっているでしょう。

 そしてこれが現在のお姿。元のモデルとは、腰飾りの位置、胸のロゴ程度しか違いがわからないはずです。それが自慢のひとつでもあるのです。


 こちらが、肌の部分の現在のもの。腕、脚は見えていませんが、MMD内で衣装を消す操作をすると肌が全て現れるようにしてあります。胸や臍の位置、そして腰まわりの形は、グラビアアイドルの写真を見まくって決定しました。グラビアアイドルの写真をいったい何枚見たかわかりませんが、かるく千枚にはなっているでしょう。なお、グラビアアイドルには、あまり細い人はいないですね。


 腕、脚を出すと、こうなります。見えてしまうとマズいので、ここではパンティを出してあります。腕が細いのは、例の袖に合わせてあるからです。


 メッシュはこの通り。かなり細かくなっていますが、実は胸以外はここまでやる必要は無かったですね。こうなったのは、身体の修正を微細なレベルでやろうとしていた自分のせいです。どこを細かくし、どこを細かくしないでおくべきかの判断は最初に必要でしたが、今となってはどうでもよいことです。


 見た感じは、元のモデルと全く同じ。


 横から見てみると、この通り。胸はちゃんとあるし、下着もチラ見せできます。そう、これがやりたかったのです。長い闘いでした。下着は不可視としていないので、実際に着用した上にステージ衣装を着ているということになります。ちゃんと着けていますよ、ブラを。


 これだけ作り込めば、きっと彼女も喜んでくれるだろうと思います。


 なお、肌が増えてテクスチャと合わなくなったため、肌のかなりの部分で肌関係のエフェクトにお世話になることになりました。ドゥドゥ氏作の、dSAdultShader を使用しています。


 口紅を付け、下着も見せましょう。


 全身像は、こちら。たしかに脚は長いですが、なんとか実在できるプロポーションと思いますし、実際にこの体型の女性を街中で見かけたことがあります。脱いではいなかったけど。


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(2022/5/5)