H29.10.08〜10.  日光東照宮・上高地  
 
  平成257月より修理工事を行っていた陽明門がH29年10日(金)に竣功しました。この陽明門は修理前と修理中を見たことが有るので、新しい陽明門を見るのが非常に楽しみでした。テレビでは何回も放映されていますが実物をこの目で見たいと思い、10月8日の日曜日の夕方我家を出ました。
3日間の予定としては、8日(日曜日)の夕方出発し、横川SAか赤来高原SAで仮眠し、9日の朝8時までにいろは坂を登ります。紅葉の時期のいろは坂は朝8時を過ぎると渋滞が始まるそうなのです。明智平でロープウエイで頂上に行き、華厳の滝といろは坂の紅葉を見ます。そして中禅寺湖に行き、近くで華厳の滝を見てから、龍頭の滝を見学し、東照宮へ行きます。ゆっくり拝観し最終日の上高地に行く為、梓川SAで仮眠し、朝沢渡の駐車場からシャトルバスで上高地散策です。午後から帰途に着きます。
 
明智平
第二いろは坂(上り専用)入口には8時までには着きたかったが、残念ながら途中で8時をオーバーした。渋滞を覚悟しながらガソリンスタンドで給油し、店員に渋滞状況を聞くと「この時間なら渋滞は無いです。」と言う。行程の都合で朝いろは坂に登るのがベストなので、8時を少し過ぎていたが、いろは坂に上った。道中の渋滞は無く、9時前に明智平に到着した。紅葉は殆ど無く、人も多いとは感じられなかった。見た感じでは紅葉はしていないが、明智平へロープウエイで上った。ここの展望台から華厳の滝や男体山を見るのは絶景なので先ずは満足した。午後に成ると逆光になるので写真撮影は難しく成る。明智平は午前中をお勧めします。 
 
 
明智平展望台
ロープウエイは3分間の乗車です。
 
華厳の滝
紅葉はしていませんでした。上は中禅寺湖。
 
 
第一駐車場。
明智平から10分程下ると第一駐車場があり、飲食店やお土産屋さんが出ています。ここで試食のリンゴが美味しかったので購入しました。しかし後で食べて見るとその林檎は美味しくなかった。試食のものと販売するものは違っていたらしい。
 
駐車場の横の道を少し下ると、華厳の滝が目前に見える展望台に出ます。日本三大瀑布の一つの見事な雄姿を堪能出来ます。
 
 
駐車場から十数分で龍頭の滝に着きました。茶屋の付近は少し紅葉していました。この茶屋の中を通過すると絶景の滝が見えます。

茶屋から見た龍頭の滝の絶景。 
 
   日光東照宮  
 
 
東照宮境内
10時半頃、龍頭の滝を出て、東照宮に着いたのは12時少し前でした。駐車場は東照宮により近い場所を探し二荒山神社に停めました。道中は駐車場が有りますという勧誘業者がいるので、場所を考慮する事が大切です。
 平成257月より修理工事を行っていた陽明門がH29年310日(金)に竣功したので、是非見て見たいとの思いを果たしました。3日連休に成った体育の日は人出が多く、入場券を買うにも30分程度の待ち時間が有りました。待っている行列の横に五重の塔が有ったので撮りました。
五重塔は、慶安3年(1650)に初代若狭小浜藩主の酒井忠勝が寄進したものでしたが、文化12年(1815)に焼失しました。その後、文政元年(1818)に十代藩主酒井忠進が再建したのが現在の五重塔です。
 
 
改修された陽明門




改修中の陽明門(H25)

改修された三猿




 
改修前の三猿(H25)
 
改修された眠り猫




改修前の眠り猫(H25)
 
 
重要文化財 奥宮御宝塔です。
東照宮の御祭神家康公の神柩をおさめた宝塔である。八角九段の基盤の上にたち高さは5m、当初は木造であったが石造りに改められ、5代将軍綱吉公の時、現在の唐銅製(金・銀・銅の合金)に改鋳された。鋳工椎名伊豫(しいないよ)の作。この神域は350年式年大祭(昭和40年斎行)を記念して特別に公開している。
 
鳴龍
龍の顔の下で拍子を打つとカーンと音が鳴ったあと音が共鳴し、鈴を転がしているような龍の鳴き声に聞こえるためそう呼ばれているそうです。拍子を鳴らす場所、顔から離れた場所によっては音が共鳴しなく、全く鳴かない場合もあります。

   上 高 地  
 
  体育の日(10月9日)日光東照宮を拝観の後、日光ICから長野自動車道の梓川SAに着いたのは午後7時前だった。昨日からの走行距離は870km程なので多少疲れが出ていた。ここで車中泊をし明日は6時過ぎに上高地の駐車場で有る沢渡に向かう予定だ。この処天気は良く気温も25℃以上と夏を思わせる陽気が続いている。寒いより暖かいのは何よりも有難い。
  梓川SAで起床したのが5時30分で、24時間営業のレストランで豚汁の定食を食べて出発したのが6時半近くだった。松本ICを出て、R158を走り約1時間程で沢渡駐車場に着く。道中は片側一車線で、今朝は松茸を売る軽トラックが数台前をユックリと走っていたので、各車は相当イラついている様子だった。上高地に一番近い「猿渡」駐車場に車を置いたが、三連休の後だけに他に駐車場している車はいなかった。1回が600円の料金だ。シャトルバスは往復2,050円、タクシーは片道4,200円です。四人でタクシーに相乗りすればバスと変わらない料金です。今朝は他に人がいないので、八時前のバスに乗った。大正池まで二十分も掛からなかった。  
 
大正池。
大正池は長野県松本市安曇にある景勝地で国の特別名勝・特別天然記念物に指定されている上高地にある池。
焼岳の大噴火によって出来た池。池の中に佇む「立ち枯れ木」が季節や時間帯によって 幻想的な光景を見せる。
水面には穂高が映し出され、複数の絶景を有する上高地の中でも有名な場所ですが、最近は「立ち枯れの木」が
激減してしまいました。立ち枯れが林立していた時期は現在の池より遥かに幻想的で有り魅力も有りました。
   
 
焼岳
焼岳
焼岳は飛騨山脈の主稜線上にあり、長野県と岐阜県にまたがる標高2,455 mの活火山で、県境にある北アルプス唯一の活火山別名は硫黄岳。常時観測対象の火山に指定され、日本百名山に選定されている。
この日は雲が多く、太陽の出ていない朝は寒かった。今後降雨に成らなければ良いのだかと危惧した。
河原には立ち枯れが有り絵に成るのではないかと撮影した。
 
 
田代池
田代池
長野県松本市の上高地内にある景勝地。田代池 は隣接する大正 池とともに、大正時代に焼岳 (2,455 m) の噴火により流れ出た溶岩が梓川左岸の支流 である千丈沢をせき止めたことでできた浅い池であり、周囲は湿原になっている。 
原生林のなかに、ぽっかりあいた草原に広がる湿原の浅い池。池のなかには幾つかの 島々があり、まるで水田のように明るく穏やかな風景があります。「田代」とは水田のこと 、水田のような湿原という意味でしょうか。一本の紅葉が見られました。
 
 
ウエストン碑
河童橋から徒歩20分。朝の寒さは歩いていると暖かく成りました。霞沢岳と六百山を望む梓川のほとりに、英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフ(石碑)はあります。氏は登山家として日本各地の名峰を制覇し、上高地にも訪れて山案内人・上條嘉門次とともに北アルプスに挑みました。そして上高地の魅力を1896(明治29)年、著書『日本アルプスの登山と探検』で世界に称賛しています。「楽しみとしての登山」を日本に浸透させた功労者として、日本山岳会は氏の栄誉を称えて1937(昭和12)年に梓川沿いの広場にレリーフを掲げました。その10年後の1947(昭和22)年よりウェストン祭も開催しています。
このレリーフはともすると樹木の影やコケ、笹に紛れて目立たないので 見落とす事もあります。何とかもう少しこの碑を目だたさせる方法は無いものでしょうか? 
 
 
河童橋
河童橋
上高地の中心にあってシンボル的存在ともいえる河童橋は、上高地バスターミナルから徒歩5分の場所にあります。その橋上から望む穂高連峰や焼岳、梓川の水面、緑に萌えるケショウヤナギの風景は、訪れる人の心をとらえてやみません。
連休明けにも関わらず可也の人出が有ったので、人のいない時を待ち撮影しました。
何故カッパなのか?
誰がどんな理由で河童橋と命名したのかはわかっていません。その昔は河童橋の下は深淵で、その深みを「河童の渕」と呼んでいたという説から。あるいは、昔は橋がなかったために川を渡るには着物を頭にのせて水の中を歩いていき、その姿が河童に似ていたため・・・などという説もあります。 
 
 
明神館
8時半頃より大正池から散策を始め、約2時間程で明神館に着きますが、河童橋で飲食をしながら休憩をしたので多少時間を費やしました。
明神は古来より「神河内徳郷(かみこうちとくごう)」と呼ばれ、上高地始まりの地とも伝わります。明神館は、その明神地区の一軒宿。穂高岳の朝焼けを一番美しく見ることができ朝は、100種以上の小鳥のさえずりをBGMに、明神池の朝もやを見るのが良いとされています。穂高神社神域の明神池は神秘に包まれ、パワースポットのはじまりとも。
ここを直進すると、徳沢、横尾へと進みます。右に進むと梓川に架かる明神橋を渡り明神池へ行く事が出来ます。
 
 
明神壱の池
 
明神二の池
  明神池は長野県松本市の上高地にある池。 上高地の奥の穂高神社奥宮境内にあり、神域となっている。なお、「かみこうち」の地名は、穂高神社とその祭神である穂高見命の地であることに由来する。
河童橋から梓川の左岸沿いを上流へ、徒歩1時間あまり。明神から梓川に架かる明神橋を渡ると明神池へと到着します。明神池は一之池と二之池、大小2つからなる池で、池畔には穂高神社奥宮が鎮座する神域です。
明神池は梓川の古い流路が、明神岳からの崩落砂礫によってせき止められてできた池です。明神岳から常に伏流水が湧き出ているため、冬でも全面凍結しない透明感あふれる水面が空を映し静寂に広がります。池の間近にそびえる明神岳、萌えるケショウヤナギやクマザサの緑、池中に配された大岩石は自然の造形美そのもの。
 
 
  この時期にいろは坂や華厳の滝へのドライヴは紅葉には早過ぎた。しかし東照宮は時期は無いので堪能できました。新しく成った東照宮の光輝く陽明門には感激した。三猿や眠り猫もくっきりと見る事が出来、鳴龍は何度聞いても不思議な現象だった。
上高地は秋と思えぬ青葉が茂り、自然と神秘が混じり、都会の喧騒からかけ離れた、静かで落ち着いた時間を持つ事が出来ました。自然道や木道を歩き爽やかな森林浴は大いに癒してくれた。歩行距離は可也有るものの、その疲れは心地良かった。
走行距離は1,200km近く走りましたがトラブルもなく、暑過ぎるほどの天気だったので良い思いでになった。