H28.01.05.  猿を祀る神社
日 吉 神 社
愛知県清洲市清洲2272
 
  今年(H28)の干支は「サル」なので、サルにちなんだ神社は無いものかとネットで検索しました。すると名古屋の近郊の清須市に「日吉神社」が有るのでそこに行って見ました。
名古屋市緑区からは20kmそこそこの距離に有るので遠くとは感じられない。そう言えば、この神社の事が新聞に出ていた事を思い出した。その記事を見てみると、申年効果で三が日の参拝者は3万人で例年の10倍に成ったそうです。12年前と比べると3倍との事でした。神社の駐車場は数十台有りますが、待ち時間が多い為周辺には路上駐車の車が溢れていました。参拝に要した時間は最大で2時間待ちの行列が出来ました。そして犬山モンキーパークも8,500人で昨年の5倍(昨年は雪の影響で出足が悪かった。)となりました。
 
 
  日吉大社
比叡山の麓に鎮座する日吉大社は、およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀された、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてよりは天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受け、今日に至っています。
方除・厄除の大社を語る上で欠かせないのが、日吉大社の神様のお使いである、「神猿(まさる)」さんです。元来、比叡山に猿が多く生息しておりましたが、いつの頃からか魔除けの象徴として大切に扱われるようになりました。「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じるようにつけられた名前であり、縁起のよいお猿さんです。
 
 
 
日吉神社入口
日吉神社 (清洲)
「おさるの神社」と呼ばれる清洲市清洲の日吉神社は、771年創建で山の神を祭るため、サルを神の使いとして大切にしてきた。拝殿前の青銅製のサル二体をはじめ、石像や巨大な絵馬、屋根瓦など、境内には合計41体のサルが居るので、全部のサルを見つけるのも楽しいかも知れません。
1603(慶長八)年、松坂屋創業者の先祖伊藤蘭丸が、神祭用具の「御弊」を担いだサルの絵馬を奉納したことをきっかけに、サルの置物等が徐々に増えていった。蘭丸が奉納した絵馬は明治時代に複製され、今も神殿に掲げられている。
神社は戦国武将とも縁が有り、豊臣秀吉の生母、大政所が安産祈願に訪れ、秀吉を授かったとされる。このため秀吉は幼名を「日吉丸」といい、身のこなしもサルに似ていたと伝えられる。
 
   
ピーク時は超満員。
さる年は例年、大勢の参拝者が想定されている。関係者によると「12年に一度のさる年。境内にあるさまざまなサルに会いに来て、その表情に触れてほ言い」と話しています。
神社はサルを題材とした新しいお守りや絵馬を用意しています。くじ入りの陶器のサルを選ぶ「お申おみくじ」も有りました。
 
 
”こまいぬ”の代わりにサル?。
 
左のサル。
 
右のサル。
 
 
巨大絵馬
 巨大絵馬
日吉神社の御祭神のお使いで有る申(猿)にちなみまして、平成16年(申年)の正月に水墨画家井上北斗氏により神前にて描かれ奉納されました。
畳約八畳大(縦3m・横4.5m)の大きさを誇り、神前にて描かれた絵馬としては最大級となっています。
 
子産石(こうみいし)
この石は古来より「子産石」と称される女陰石で女性がこの石に触れると立ちどころに懐妊すると伝えられています。
また豊臣秀吉は生母(大政所)がこの石に触れ授かったという伝えも残っています。
今は子授かり・安産・夫婦和合の石として奉られています。
 
 
   41体有ると言うサルの一部。