勝 川 弘 法 大 師 | 愛知県春日井市勝川駅前 |
愛知県春日井市のJR勝川駅前の「大弘法通り商店街」に金色に輝く巨大な像が有ると言う事を知りました。好奇心に駆られ、名古屋市緑区から20km前後にある勝川に行きました。 JR勝川に着き、目立った場所に商店街が有り、巨大な金色の像だから直ぐ発見できるだろうと、安易な気持ちで探しましたが発見出来ず、付近の人に「商店街」を聞きました。その商店街はJRの勝川駅から少し離れていて、一方通行なので入口を間違えると入れなくなる事を知りました。そして巨大な像は商店街の通りから見える場所では無かったのです。 |
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勝川大弘法さまは、1928(昭和三年)、信心深い地元の名士の山口悦太郎氏が私財を投入して建立されました。 高さ18メートルの修行のお姿のご尊像は、全国にも類がなく、毎日多数の老若男女が参拝され、
一日中お線香の煙が絶えることがありません。勝川の名所として沢山の方に親祈祷しまれているのです。 |
![]() 勝川駅前通りは一方通行の標識が有ります。 |
![]() 入口の看板を見て細い路地に入ります。 |
![]() 勝川大弘法 |
![]() 勝満山崇彦寺 |
1928(昭和3)年当時は低い家並みが続いていて、中央線の列車の窓から全身が見え多くの人が参拝した。しかし70年代以降は像が劣化し、訪れる人も減ってしまった。 | |
右手につえ、左手には鉢と数珠を持つ修業僧姿です。金色に輝くと聞いていましたが、色褪せたのか金色んには見えませんでした。 「弘法さん」と慕われて85年間、街を生き交う人々を慈悲深いまなざしで見つめて来た。 |
1995年商店街で電気屋さんを営んでいた林さんが大弘法を供養し、人通りを取り戻そうと、弘法大師(空海)の開いた高野山真言宗に出家した。大弘法のある土地を買い取り、99年に崇彦寺を開山。自ら住職となり、大弘法を美しい金色の姿とへと修復した。 |
月例祭事
※この他ご希望により、毎日ご祈祷、ご供養を受付けております。
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![]() 勝満山崇彦寺の入口。 |
![]() 『居眠り地蔵様』 |
可愛らしい前掛けと寝顔に心が和む『居眠り地蔵様』。居眠りをしてらっしゃいますが、願いを聞いて下さるというありがたいお地蔵様です。 |
『撫で佛さま』。 |
![]() 鐘楼 傍に千羽鶴に願が掛けられています。 |
患っている箇所と同じ所を撫でて、お願いすると治して下さるという『撫で佛さま』。 |
老若男女が行き交い活気が溢れていた歴史ある商店街は、大型店に押され、縮小を余儀なくされたり、廃止へと追い込まれているのが現状である。生活様式の多様化で大駐車場を備えた大型複合店舗へと客足は向いている。大量仕入れ、大量販売でコストダウンした品物を消費者は選び、売買に於いての人との絆はそこにはない。仕入れ価格からの差から、大型店舗に勝つ事は出来ない。小店舗は消費者の心を掴み、客離れを阻止するのは至難である。それでも小店舗で有りながら売り上げを伸ばしている店舗もある。その方策で全ての小店舗が成功するとは限らない所に難しさが有る。 今回尋ねた「大弘法通り商店街」も閑散としていた。しかし集客の努力は怠らず、目玉の「大弘法」を前面に立て、月例行事を行い、活性を取り戻そうとしている。商店街が団結してイベント等を行い、人との絆を大切にして進めれば、モデル地区として発展するかも知れない。 |
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