H27.10.20.  フ ラ リ エ
〒460-0011 名古屋市中区大須四丁目4番1号
  「2位じゃ、駄目なんでしょうか?」この言葉は、当時の蓮舫行政刷新担当相がスパコンの事業仕分けで発言し、物議を醸し、有名に成った事は皆が知る所です。「ランの館」はその事業仕分けで「廃止」と判定された。オープン初年度は約37万人が訪れたが、閉館したH25年度の入館者数は約12万4千人にまで減少。市は維持管理費として毎年1億円以上を支出しており、2011年10月の「事業仕分けで」費用対効果が疑問視され、「廃止」と判定された。
ランの館は1998年に市の下水処理施設上の土地を活用するため、約20億円かけて建設された。県の洋ラン出荷量が全国一であることにちなみ、250種類、2万鉢のランを温室で栽培して展示会を開いてきた。しかし、2014年3月に閉館した。
2014年9月27日、庭園公園「フラリエ」としてリニューアルオープンした。2011年に市民が事業継続の可否を判定する名古屋市版の「事業仕分け」で、「廃止」宣告を受けた同館。ランの看板を捨て、大幅なコスト削減やレストランなどテナント料収入で、入場料を無料にして生き残りをかける。
 
 
  フラリエ『久屋大通庭園フラリエ』とは・・・・・・・・。
「ふらり」+「フラワー」+「アトリエ」の造語で「ふらりと立ち寄れる花いっぱいのアトリエ」いう意味です。
 旧ランの館が、『久屋大通庭園フラリエ』として、平成26年9月27日にリニューアルオープンしました。
花や緑、水辺など都会の自然をゆったりとお楽しみめる6つのテーマガーデンを中心に、散策や、グルメ、ショッピングのほか、イベントや各種教室など、自分らしく都会の中で自然を感じながら過ごす空間を創出しています。入場無料と飲食物の持ち込み等も自由なので、都心に居ながら自然の樹木や花を満喫でき、リフレッシュには最適です。 
 
 
 
久屋大通庭園フラリエでは、建設にあたって環境との調和から未利用エネルギーの利用が検討され、温室やホールなど館内の空調設備の熱源として下水熱が利用されています。また、公園の地下に堀留水処理センターがあるという立地を活かし、下水処理水や下水熱、下水処理により発生した汚泥の焼却灰を有効利用しています。
庭園時間    9:00〜17:30  入園無料
休園日      年末年始(12月31日、1月1日)、メンテナンス日。
駐車場      有料コインパーキング、18台、年中無休。

アクセス
 地下鉄
名城線「矢場町」駅、4番出口から南へ徒歩3分
名城線・鶴舞線「上前津」駅、1番出口から北へ徒歩5分
[名古屋駅方面より来られる方]
・地下鉄 東山線「栄」駅から、名城線(左回り)に乗り換え
市バス
・名古屋駅発都心ループバス「栄758 系統」で「矢場町」バス停 下車すぐ(乗車時間 約25分)
車の場合
三重県方面から
  名古屋高速東山線「白川」出口から東へ直進1.1km 
京都・岐阜・知多半島方面から
  名古屋高速都心環状線「東別院」出口から北へ直進1.1km
長野・東京方面から
  名古屋高速東山線「吹上西」出口から西へ直進1.5km
 
   フラリエの敷地内にある久屋大通庭園駐車場は18台が駐車できるコインパーキングです。
場所はフラリエの南側から入りますが多少分かり難い所に有るので注意が必要です。
駐車出来る台数が少ないので、公共交通機関を利用するのが良いのですが、車でと言う方には近くに市営駐車場や民間駐車場が有るのでそれを利用すると良いと思われます。
「ランの館」当時は入場料は有料で有った為、入口は正面入口一カ所しかなかったのですが、今回は無料開放されたので、数か所の出入り口が設けられ大変便利になりました。
それでは何故無料に成ったのかと言うと、今の主な収入源は飲食店のペナント料で維持管理していますが、それだけで赤字は解消出来るのかと言うと、それも来場者が飲食店を利用する頻度次第だそうです。しかし、大きな削減は、展示していたランを無くした事です。ランは非常に厳しい温度管理を必要とし、その為の光熱費の維持費が大きく運営を圧迫していましたが、それを解消できただけでも経費の削減に成っているそうです。
 
 
フラリエ全景
 
 
 
クリスタルガーデン屋上から見たフラリエガーデン。
三角屋根のテントの中は、フラリエコートと呼ばれ、休憩場所に成っていて友人との語らいや食事をする事が出来ます。
夜は庭園を歩く事は出来ません。しかしライトアップされた池や樹木は異国のリゾート地を思わせる光景を見る事が出来ます。
レストランによっては22:30まで営業している所も有るので、秋の夜長の楽しみは、「飲食」にするのも良いかも知れません。ボランティアガイドが必要な方はお問い合わせして下さい。
 
 
フラリエコートはハロウィンモードです。
 
フラワーショップでは即売会が行われていました。
 
 
アジアンガーデンは高い樹木に覆われています。
ダイサンチクという竹は、夏過ぎにタケノコがでます。
 
フォレストガーデン(円形の芝生広場)
楠に囲まれた円形の囲いで飲食を楽しめます。
 
 

ウォーターがーデン。紅葉は早過ぎたのか少しだけでした。
 
 
散策の途中に有る休憩所
 
西ウイング(名残のランが有りました。)
 
  入場料無料とリニューアルオープンで賑わいが続いています。しかしこれから寒く成るので、屋外での飲食や散策は敬遠されがちに成るかもしれない?だが、屋内のレストランは趣向を凝らした食べ物や飲み物が有るのでリピーターを獲得する事が出来るでしょう。都心の人口密度が多い場所に有るので、地の利を生かして集客に邁進してもらいたいものです。森林浴が出来、四季の花々が咲き、水面に映る季節の変化を楽しめる只一つの場所ですから、いつまでも残し名古屋の名所と成る様に願いたいものです。