H26.12.15.  羊 神社  名古屋市北区辻町5−26
 
  来年の干支は”羊”で、その羊の名のつく全国的にも珍しい神社が有ると今朝の新聞に出ていた。市内北区にその神社が有るので、早速行って見ました。
緑区から羊神社まで20km前後の距離ですから遠くは無いのですが、信号の多い市内を走行するので時間が掛かりました。新聞には駐車場が無いと記載されていたので、近くにあるスーパー(アピタ)に駐車させて頂きました。
 
 
   羊 神社の左隣に有る”修善禅寺”は駐車場が有り綺麗なお寺でしたが、羊 神社とは関係が無いそうです。横の駐車場に止めたい欲求に駆られましたが、良心が咎めるのでスーパーまで停めに行きました。このスーパーは出入りが自由で駐車券は有りません。ですから時間の制限を気にすることなく停められます。そしてスーパーなら買い物をすれば、一応お客としての特権が有るのだと、自分勝手な屁理屈をつけて納得しました。しかしここからは徒歩で数分かかります。
羊 神社への道順の目安としては、北警察署の辻 交番かスーパーのアピタを目指すと良いと思われます。この付近には神社への案内看板が有るので、それを進と目的地に着く事が出来ます。 
 
御祭神
 天照大神
由緒
 創立年代は不詳成れど、平安時代第六十代醍醐天皇の御代(西暦901〜930年)にまとめられた延喜式神名帳に、尾張の国山田郡羊 神社と記され、本国帳に従三位羊天神と有る古社である。神社に保存されている棟札によれば、本殿は慶長18年(1613)に再建されたとある。その後天保9年(1838)尾張第11代藩主徳川斉温公の時代に改築され今日に至っている。
鎮座地は「つじ町」は「ひつじ」から「ひ」をとって名付けたともいわれる。
   里の名を辻という御社の
      羊の名にし負へるとぞ聞く
昔から氏子区域には極めて火災が少なく「火災除」の神として崇敬者も多い。
社名の由来 
 群馬県多野群吉井町にある「多胡碑」(日本三古碑の一つ)に刻されている多胡群の領主、羊太夫が奈良の都へ上がる時に立ち寄っていたゆかりの屋敷がこの地(現辻町)にあり、人々が平和に暮らせるように「人心を安らかに」という願いを込めて、羊太夫が祀ったといわれ、誰言う事無く「羊 神社」と呼び称えるようになったと伝えられている。
尾張誌に「今、村の名を辻と言えるのは羊の省かりたるやとそ」尾張国地名考に「住昔火辻村といひしを後世火の字を忌て単に辻村と書くといふ」と記されている。
後記
太平洋末期、名古屋大空襲には辻町にも多の焼夷弾を受けたが、殆ど火災には至らず焼失の難を逃れる事が出来た。これも氏神様の御加護によるものと終戦後、氏子の総意により感謝祭が再行された。
昭和31年、名古屋市文化財保存調査委員会により史跡名勝箇所に指定されている。
 
 
羊神社入口。
 
手洗舎も羊です。
 
羊神社本殿。
 
  羊神社は12年に一度の年とあって、守り札等は例年の10倍程を用意している。そして破魔矢作りも大忙しで有る。この神社は千年以上の歴史が有ると言われる古社。奈良時代の伝説上の人物、羊太夫が群馬から都へ上がる途中に立ち寄った屋敷があったとされる。「羊神社」と言う名の神社は群馬県安中市にもあり、こちらも羊太夫にちなむ。この二カ所のほかに羊神社の存在は分かっていないとも。  
 
 
撮影の人気ポット
 
手水舎のひつじちゃん。
 
猿の惑星似
この羊の石像をなぜるとと御利益が有ると言うので大人気です。 
 
  「羊神社」は名古屋市北区辻町の住宅街にある地域の氏神で、来年の干支の神社なので年末には市外からも多くの参拝客が訪れる。破魔矢は羊の絵馬を取り付ける作業を神社の氏子らが担い、4,500本を用意する。ヒツジの刺繍が入った守り札も15,000個共に例年の10倍近くを準備している。他にもヒツジグッズとして土鈴やストラップもある。
それに、初詣を羊神社にとツアーを企画する旅行会社も複数ある。また、初詣客が大勢訪れることが予想される為、交通安全の意味から北署は交通規制を実施する。31日の午後10時〜1日午後4時と、2日〜4日の午前9時〜午後4時は神社周辺の車両通行は禁止されるので注意が必要です。
神社では混雑する参拝客の誘導の為10人ほどのガードマンを配置する。神社には駐車場がないので、「地下鉄や名鉄の上飯田駅から歩くなど公共交通機関を利用するのが望ましい。」と協力を求めています。
 
 
   12月15日の朝、喫茶店でモーニングを取りながら中日新聞を読んでいた。その市民版の記事に「羊神社」の事が取り上げられていた。そこの喫茶店からは遠くないので行って見ました。
カーナビは正確に指示してくれましたが、駐車場が無いと新聞に出ていたので、近くのスーパーに停めました。
徒歩で数分かけ神社に着きましたが、隣の修善禅寺が目立っていたので、羊神社とは関係が有るのかとどうか、誰かに聞く事にしました。修善禅寺の駐車場が空いていたので停めたい衝動に駆られましたが、不確定な事は実行しない方が良いと止めました。
羊神社の境内は以外に狭く、ヒツジに関連した物が多く有り、今朝の新聞を見て来た人も幾人かいました。そして撮影場所を探しながら右往左往している時、半田収宮司(84)が本殿へ向かっていたので、挨拶をして、「新聞を見て参拝に来ました。」と言うと、割と無愛想に会釈を返してきました。第一印象は取っ付き難い人だと直感しました。そして「これからテレビや新聞の取材が来るので大変だ!」とこぼしていました。「それにここは駐車場が無いのでなおさらだ!」と言われたので、今まで思っていた疑問をぶつけてみました。隣のお寺さんとは関係がないのですか?と聞くと全然関係が無いと相変わらず無愛想で返してきた。そして宮司は思いもかけぬ事を言われた。それは、「寺の駐車場に停めても良いんだ!」それは駄目でしょうと思いながら「そうなんですか」と以外だと言う顔をして返事をした。
1月5日の情報によると、元日から昨日までの訪れた初詣客は、12年前よりも多く6万人以上であったそうです。今年は遠く四国や中国地方からも観光バスで訪れたという。