H26.04.21. | 花 見 山 公 園 | 福島県福島市渡利字原17 |
日本三大桜の三春の滝桜を心行くまで堪能し、花の公園として特に人気の高い花見山公園へ向かいました。船引三春ICから福島飯坂ICを出て、花見のシーズンは臨時駐車場となっている「あぶくま親水公園」まで約70km有りました。この臨時無料駐車場は地道なので、車が行きかう毎に激しい砂ぼこりが舞い上がるので、これには閉口した。ここからシャトルバスに乗ります。料金は往復300円で10分程で花見山公園へ到着します。発車時間は20分毎なので、大して苦になる待ち時間では有りませんでした。 花見山公園近くの臨時バス駐車場から花見山公園へは歩いて10〜15分ほどあります。しかし、周りの景色や花を見ながらのウォーキングなので楽しく歩く事が出来ました。 花見山公園の見学コースは、30分コース・45分コース・60分コースの3コースが有ります。時間と体力に応じてコースを選ぶ事が出来ます。時間も体力も有ったので60分コースを散策しました。 |
![]() 道中は巨木のレンギョウが満開でした。 |
花見山公園とは・・・・・ 大正15年、養蚕農家の副業として畑に花を植え始め、昭和10年に養蚕を止め本格的に花の栽培を始めました。 昭和11年、阿部伊勢次郎から家族に「前の雑木林を花の山にすれば美しい山になる。それは農家でなければできない楽しみなのだ。」という話が有って、それから15年ほど根気よく花を植え続けるうちに山には花が次第に増え、少しづつ綺麗になっていきました。 山が花で美しく成って行くに従い、山を見せて欲しいとう人が年々増えて行きました。その反響に家族は戸惑いを感じていましたが、伊勢次郎の「こんなに綺麗に咲いた花を自分達だけで楽しむのはもったいないなぁ、見たいと言って下さる方々と一緒に楽しむのも良いのではないか」とう考えから、昭和34年に花を見る山「花見山公園」として開放しました。 開放してから53年に成りますが、花の山として全国にその名を知らしめています。 |
![]() 花見山公園へ向かう途中から撮影したものです。花の山が見えます。 |
![]() 集落がある谷底平野に立つと、くるみ川流出部の殿上山(春日山)も含め周囲はぐるりと丘陵に囲まれ、その到る所で花卉園芸(花卉としては花物、葉物、実物(みもの)などに分かれる。)が営まれている。春には、切花出荷用の東海桜を初め、梅、桃、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、サンシュウ、モクレンそしてツバキ等が当園のみならず地区一帯に咲き誇る。 観光客の増加により、4月初旬から下旬まで一般車両の進入規制が行われるようになり、一般車両駐車場とを結ぶシャトルバスのバス停および観光バス駐車場が設置された。観光バス駐車場と花見山公園との間は約800mあります。 |
![]() 春モミジと枝垂れ桜。 |
江戸時代から信達地方(福島盆地)は国内有数の養蚕地であり、現在の花見山公園を所有する阿部家も養蚕を家業とし、また、山から切り出した木材の販売もしていた。1929年に世界恐慌が始まると、1930年(昭和5年)1月の金解禁により日本にもその影響が及んで、生糸の輸出減少とデフレから生糸の価格が暴落し、昭和恐慌が始まった。阿部家でも、養蚕業での収入減に加えて恐慌による親戚の事業失敗もあり、家と山を手放さざるを得なくなった。 左の写真は枝垂れ桜と春モミジが赤く紅葉しています。最初はこのオレンジの色の正体が分からず、何時までも疑問に思っていました。現地でボランティアで案内している方に聞いて初めて知りました。 |
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磐梯・吾妻スカイライン |
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花見山公園で60分コースを散策し、シャトルバスの発車時間に合わせて乗降所に着いた。そのバスの中で、スカイラインに行こうと思うと乗客と話をしたら、「今なら雪の壁が有るからその間を走る事が出来る。」と教えてくれた。上るのは高湯温泉から行くと良いと言うのでそちらへ向かった。所がこの頃から雨が降り出し、風も出た来た。最悪のコンディションに絶景は望めないと覚悟した。しかし次第に絶景どころではなく、霧で5m以下の視界になった。走るのが怖く成ったので最徐行しながら行くしかないと心に決めて前進した。福島飯坂ICから浄土平までは1時間の所要時間で有る。 |
![]() 残雪の山とスカイライン。 |
高湯温泉と土湯峠を結び、吾妻連邦を縫って走る28.7kmの山岳道路。作家・井上靖によって「吾妻八景」と名づけられた、白樺の峰、つばくろ谷、天狗の庭、浄土平、双滝の辻、湖見峠、天風境、国見台の8つの景勝地で知られる。道路の左右には、磐梯山や安達太良山など、自然の創り上げた雄大でダイナミックな景観が続き、特に紅葉の季節は美しく、季節の色彩とともに大自然の営みの不思議さを満喫させてくれる。ドライブは快適で、中間地点の浄土平にはレストランなどもある。スカイラインと浄土平駐車場(6月までは)無料です。 |
![]() 浄土平駐車場は雨と強風で誰も居なかった。 |
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磐梯・吾妻スカイラインは、福島市西方の高湯温泉から土湯峠へ吾妻の山並みを縫うパノラマコース。平均標高1,350mを彩る絶景に何度も訪れる人が多く、「日本の道100選」にも選ばれています。沿線には作家・井上靖氏が名付けた吾妻八景が広がり、一切経山、吾妻小富士など見どころ一杯です。 浄土平 磐梯・吾妻地域にある。標高1600m。火山噴火により生成された火山が特徴。吾妻小富士、一切経山、東吾妻山の山々に囲まれている。 |
![]() 吾妻小富士への登山口。 |
![]() 雪の壁には驚きました。 |
吾妻連峰の一つ。溶岩砂がおおう噴火口跡で火口壁まで登れる。磐梯吾妻観光のポイント。 |
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