H27.11.24.  香 嵐 渓  愛知県豊田市足助町宮平
 
  今年も近郊の紅葉情報がテレビや新聞で、盛んに報じられるようになった。何処とも美しい場所を報道しているので、行く場所を思案していた。そして近郊の一番の名所である香嵐渓に行く事にした。香嵐渓の紅葉は間違いなく綺麗なので期待に胸がはずむ。しかしここは名所故に道中のR153が大渋滞になる。2時間の渋滞は覚悟しなければならない。そこで渋滞のない早朝の時間帯に出発する事にした。
緑区の我家から香嵐渓までは約31kmで有る。朝まだ暗い6時前に緑区を出発した。市内の渋滞は無く快適に流れている。この時間に走っている人は通勤の人だろうか?慣れた道で可也のスピードを出している。流れに乗らないと後続の車の迷惑になるので前の車について行く。スピードメーターを見ると70kmも出ていた。この調子で香嵐渓の宮町駐車場に着いたのは7時を少し過ぎていた。
アルバイトらしい若い男女が、年配の人の指示で駐車案内や協力金の1,000円を徴収して領収書を渡していた。不思議な事に今オープンしたような雰囲気である。しかし駐車している車は相当数停まっていた。
7時過ぎの空は雲が多く太陽の明るさは無い。写真を撮るには暗くて不向きなので、車の中で朝食を取り時間を潰した。すると係員の若い人達が、駐車している車にピンクの紙をワイパーに挟んで回っていた。横の車にも挟んで行ったのでその紙を読んでみると、帰りに料金を支払って下さい。と言うものでした。係員が不在の早い時間に駐車した車は、料金を徴収出来なかったので帰りに支払う様に依頼しているのでした。
 
     
  香嵐渓
秋の紅葉はもちろんのこと、香嵐渓は、四季を通じて様々な表情が有る。春になると3月の中旬頃から、飯盛山北西斜面一帯に「カタクリの花の群生」が見られます。カタクリはピンクの可憐な花で、寒さにもかかわらず大勢の人が観賞に訪れます。そして、初夏には巴川に沿って新緑が眩しく、山々も緑の躍動を始めます。川は子供達の恰好の水遊びと化し、アユの目で追えない瞬間移動も楽しめます。メインの秋は、絢爛豪華な燃える紅葉に衣替えし、鮮やかな色が、川面までも染めつくし、まるで錦絵の様な美しさを見せます。夜のライトアップは一転して、幻想的な空間へと誘ってくれます。
 
 
 
7時過ぎのお土産店は閑散としていた。

待月橋の手前の紅葉。 
 
 
 
紅葉が全く進んでいない。
 
待月橋から下流を見ました。
 
 
香嵐渓広場
 
猿回しの舞台
香嵐渓広場に向かう途中甲高い鳴き声が山々に木霊した。犬でも無いだろうにと聞き過ごし、歩いていると又、鋭い声がした。その方向を見ると、女性が胴環を付けてサルを散歩していた。サルまわしのサルなのだ! 
 
   
三州足助屋敷
 三州足助屋敷
香嵐渓の中心に建つ三州足助屋敷は、茅葺屋根の母屋や土堂等からなっていて、かってのこの地方の生活を今に伝えています。
ここでは明治時代の豪農屋敷をモデルに新筑し、私たちの周りから消えて行った、わら草履・機織り・籠屋・傘屋・炭焼き・紙漉き等多くの手仕事を復活・再現し、職人の手仕事を直に見る事が出来ます。
さらに、藍染めや機織りなどの体験も楽しむ事が出来ます。
 
 
 
香積寺では紅葉が見られない。
 
香積寺参道は青モミジ。
香積寺
香積寺は名を飯盛山(はんせいざん)と号す曹洞宗の古刹です。応永34年(1427)に創建されました。香嵐渓のモミジは、香積寺11世の三栄和尚が、寛永11ねん(1634)に植えたのが始まりといわれています。
 
  香嵐渓の見事なモミジ!と報道していたのとは何なのか!現地へ見行ってその報道とのギヤップに腹立たしかった。本当のことを報道すると、書き入れ時の業者にとって著しい減収となる死活問題に成るだろうが、楽しみにして遠くから足を運んだ観光客は、落胆の色を隠せないだろう。これで信用を失えば将来いい結果にはならないだろう。見る方もアナウンスには惑わされないで、本当の事を読み取る目が必要なのかもしれない。現地の人の話では、これ以上今年は綺麗にはならないと思います。と言われた。雨とか気温の影響で、毎年美しく紅葉する事は難しい事です。とも言っていた。失望して駐車場の車へ戻り、次の行動を考えていると、隣の車に3人の女性が乗り込んだ。そしてワイパーに挟まれたピンクの納金書を見て何か話しこんでいたが、車は出口へ向かった。群馬県からの車だったが、出口で止まるのかと思ったら、係員が居ないのでそのまま出て行った。この様な車の取り締まりは適当にしているので、払わないで出て行く車が多い様です。
 
 
パン工房(バーバラはうす)
何時もなら紅葉の絶景が楽しめる待月橋付近は、美しい紅葉が全く見られないので「百年草」へ行って見ようと思い、西宮第二駐車場に行った。そこで駐車場の誘導をしている女性の方に百年草までの行き方を聞いた。その方は日本の方では無く、中国か韓国の方のように思えた。日本語がたどたどしい言葉使いで直ぐ分かる。そして忙しい手を止めてパンフを持って来て説明してくれた。歩いて百年草まで行くには30分ほどかかると言う。それなら車で行くが、駐車場が有るのか聞くと、無料駐車場が有るといい、突然駐車場から出て行く車を目で追い慌てていた。追い掛けようとしたが車は走り去った。女性は近くに居た男性に、料金を支払わずに出て行った事を訴えていた。男性は仕方ないなという表情で苦笑していた。この出来事に有る程度責任を感じたが、駐車場システムを知っていて、料金を支払わずに出て行く車も相当数いる事を知った。日本人はマナーが良いと世界に思われているのに、外国人の徴収員はこの行為に不信感を抱くのではないかと危惧した。
  百年草
百年草とは、高齢化社会の中で、足助町民一人ひとりが「生涯現役」でいられる福祉を目指しています。
ここには、宿泊施設と、おじいさん、おばあさんの手づくりで知られるZiZi(じじ)工房はハムなどを作っています。そしてバーバラはうすでは十数種類のパンを作っていて、とても評判が良いそうです。この他に入浴施設や、本格的なフランス料理が味わえるレストランも有ります。
 
 
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