●初回は1時間くらいかかります。

問診に少しお時間を頂きますので、初回の治療は1時間くらいかかります。2回目以降はだいたい30分から45分くらいですが、その日の症状などによって変わります。
初回は初診料を頂きますが、2回目以降は所要時間に関わらず料金は一律です。 料金表を見る


 ●鍼は痛くありません。

髪の毛のように細い鍼や、皮膚に当てたりさすったりする「刺さない鍼」を使います。
太い鍼を深く刺し込む治療は基本的に行いません。
敏感な方でも、一瞬「ちくっ」とする程度です。
どうしても刺すのに抵抗がある方やお子さんには「刺さない鍼」だけを使うこともあります。
「鍼は痛そう」とお考えの方こそ、ぜひお試しください。

刺す鍼は全て滅菌済み、「刺さない鍼」もアルコール消毒していますので、衛生面も安心です。


 ●お灸は熱くありません。

歯を食いしばって熱さをひたすら我慢!全身脂汗!…ということはありません。
色々なお灸を患者さんや症状に合わせて使いわけます。
きつ目のお灸が必要な時は患者さんのご了解をいただいてから行います。その場合でも熱いのは一瞬です。
ほんのり温かい感じで、治療中に眠ってしまわれる患者さんも珍しくありません。

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 ●普段着でご来院ください。

どんな症状でも、全身の働きを整えることが回復への第一歩です。
そのために手足や背中・お腹のツボを使いますが、服を脱いでいただく必要はありません。
靴下と腕時計は取ってウエストや襟元は緩めていただきますが、普段着のまま治療を受けていただけます。
もちろん、ご持参のパジャマなどに着替えていただけば、なお結構です。


 ●色々な症状に対応します。

肩こり・腰痛はもちろん、「なんとなく調子が悪い」とか、「大病や手術の後で元気が出ない」など、様々なご相談をいただきます。
鍼灸治療は決して万能ではありませんし、まして魔法オカルト的なものでもありませんが、多くの症状に有効です。
例えば肩こりで来院される患者さんから「そういえば最近よく眠れるようになったわー」といったお言葉をいただいたりします。全身を視野に入れて治療しますので、「症状のある部分以外もいつの間にか調子がよくなっている」ということがあるのです。


 ●自然治癒力を大切にします。

伝統的な鍼灸治療では、病気や傷を治すというより全身の働きを整えて健康な状態を作ることを目指します。
治療の最後には必ず確認させていただくのですが、健康な状態に近づくと余分な緊張が取れて体が芯から温まってきます。すると体が本来持っている自然治癒力を充分に発揮できるようになるのです。
体を治す一番の名人は誰でしょうか?体そのものです。自然治癒力ぬきでは、どんな治療をしても効果はありません。

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 ●東洋医学に基づいた治療です。

東洋医学の治療は、例えば痛い部分だけに捕われず全身の状態を診断することから始まります。手首の脈を調べたり、手足の冷え、肌の艶、爪の状態、食欲、睡眠…など、色々な角度から手掛かりを探して治療のやり方を決めていきます。

中でも脈診は単に脈の速さだけでなく、勢いや打ちかた、硬さ、なめらかさ、などを調べます。人の顔が一人ひとり違うように、また、同じ顔でも顔色や表情が色々変わるように、脈もまた千差万別、変幻自在で、全身の状態をよく表します。細かいことを書くときりがないのですが、健康な体は整った脈を表しますし、そういう脈は触っていても気持ちがいいものです。治療効果を確認する上では欠かせない目安です。

治療方針が決まったらいよいよ鍼を使うのですが、症状が何であっても、たいてい手足のツボから始めます。
「頭が痛いのに足が関係あるんですか?」と質問される方もありますが、関係あるのです。体の全ての部分は関連し合って働いているのですから。

東洋医学は何千年もかけて蓄積・整理されてきた経験の集大成です。西洋医学をはじめ、私たちが普通に考える「科学」とは、基礎になる哲学というか物の見方そのものが違いますので、迷信扱いされたり、不思議がられたり、過剰にありがたがられたり、といった「特別扱い」を受ける事もよくあります。確かに「気」「陰陽」「五臓六腑」など、東洋医学の用語は、ちょっと聞くと何か特別なものに思えるかもしれません。でも実は意外に身近、というか普通のことを言っていたりします。

繰り返しになりますが、東洋医学は魔法でもオカルトでもありません。そして迷信でもないのです。


日本では明治維新の前後や第二次大戦直後に当時の為政者たちが東洋医学を排斥したことがあります。

その結果、東洋医学は滅びたでしょうか?

中国で発祥した伝統的な鍼灸治療は世界中の色々な国で広く行われ、研究されています。

なぜでしょうか?

…そんなお話も、よろしければご一緒に。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。ご来院をお待ちしています。


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