東條友情タッグ
作品
パワ13
登場人物
東條

(バッティング練習で快音をあげる東條)
東條「ふう」
雑魚「いい打球飛ばすなあ、お前。頼もしいぜ〜」
東條「そこのアンタ」
雑魚「ん?」
東條「後5メートル前に出てもらえないか?あまりにも手応えがないんでね」
雑魚「え・・・。お前、ナメてるのかよ〜!」
東條「いいから早く」
雑魚「後でほえ面かくなよ〜!」
(それさえも打ち込む東條)
雑魚「え・・・。えーいまぐれだっ!」
(何度やっても打たれる)
雑魚「うう・・・自信喪失だぁ〜」
東條「まだ行けるな。あと2メートル・・・前だ」
雑魚「う、うわーん!」

主人公「おい東條、やりすぎだろ!!」
東條「やりすぎだって?まだ生ぬるいぐらいだ」
主人公「何だって!?」
東條「オレは誰であろうと完膚なきまでにたたきのめす。また牙をむかれるようなことがあったら・・・面倒だからな」
主人公「だからって・・・」
東條「次の練習メニューの時間だ。じゃあな」
主人公「行っちゃった。アイツ、なんであんなに・・・」

(後日)
東條「・・・」
雑魚「ひぃ〜。もう勘弁しておくれよ〜」
主人公「あいつ、また・・・」

主人公「おい、東條!」
東條「アンタか」
主人公「何をそんなにムキになってるんだよ。やりすぎだろ!」
矢部「そうでやんすよ。今日という今日は言わせてもらうでやんす!」
東條「俺は・・・これでいいんだ」
矢部「やんすっ?」
東條「俺は、あらゆる甘さを自分の中から排除する必要がある。そうじゃないとダメなんだ・・・」
主人公「何でそこまで思いつめるのか知らないけど・・・でも」
東條「・・・何だ?」
主人公「今のお前は間違ってるぞ」
東條「・・・なんだって?」
主人公「野球はチームプレイなんだ。仲間がいるからこそ頑張れるし、楽しいんじゃないか」
矢部「そうでやんすよ。それなのにそんなに他人に当たり散らしてたらダメでやんす!」
東條「仲間・・・か。俺もそう考える時期があった」
主人公「東條・・・?」
東條「でも俺には・・・」
(東條が何かを落とす)
主人公「おい、何か落としたぞ」
矢部「写真・・・でやんすか?」
東條「・・・!それは・・・」
主人公「3人いるな。東條と・・・あれ、こいつって帝王の猛田ってヤツじゃないか?」
矢部「見たことあるでやんす」
主人公「最後の1人は・・・誰だろ」
矢部「そっちは見たことないでやんすね。別の高校でやんすか?」
東條「・・・」
主人公「何だかワケありみたいだな」
東條「・・・中学のときのことだ。フツーのレベルの高校に入って甲子園常連校をなぎ倒して甲子園へ行くことを夢見る3人がいた」
矢部「何て大それた考えでやんすか!」
主人公「(この写真の3人か・・・)」
東條「しかし3人で高校野球に備えて練習をしてたある日、1人が肩を壊してしまった」
主人公「・・・!」
東條「あの日はもっと早く練習を切り上げれば良かったんだ。だけどオレが打撃のコツをもうちょっとでつかめそうだったから、時間を延ばして、そのせいで・・・」
主人公「・・・」
東條「オレが未熟だったせいだ!オレに甘さがあったせいで、アイツは投手生命を・・・」
矢部「その子はピッチャーだったでやんすか・・・」
主人公「東條・・・」
東條「3人の夢もそこで終わりさ。猛田のヤツは帝王実業へ進路変更。肩を壊したアイツは行方知れず」
主人公「そしてお前はこのパワフルへ1人で来たってわけか」
東條「・・・ああ。結局俺1人だけになっちまった」
主人公「でも、お前が責任を感じることはないんじゃないか?」
矢部「そんなの、しょうがないでやんすよ!」
東條「いや、オレのせいだ・・・!だからオレは2人分の夢を背負ってる。負けられないんだ・・・」
主人公「だからそんなに必死なのか」
東條「だから、アンタたちを見てると甘さにイライラしてしまうのさ」
主人公「だけど・・・東條」
東條「しょせんアンタには分かんないさ。俺の苦悩なんてな」
矢部「暗くなってきたでやんす」
東條「・・・どうやらしゃべりすぎたみたいだ。・・・帰るぜ」
主人公「まて、話は終わってないぞ!」
(東條立ち去る)
矢部「行ってしまったでやんす」
主人公「追いかけよう!」

東條「仲間の信頼・・・か。俺のやり方は、間違っているのか?教えてくれよ・・・なあ・・・」
??「おい、探したぜ!」
東條「その声は・・・猛田・・・何しに来たんだ?」
猛田「ったく、家に行ってもまだ帰ってねーし・・・」
東條「・・・用件は?お前が用もないのに俺のところに来るわけないしな」
猛田「そ、そうだ!ビッグニュースだ。大変だ!」
東條「・・・だから、何が大変なんだ」
猛田「アイツが・・・アイツが・・・野球を再び始めたらしいんだ!しかもアメリカで!」
東條「え・・・アイツが野球を?しかもアメリカだって!?本当か!!!」
猛田「ああ、さっきバッタリ会ったアイツの母親に聞いたんだ、間違いないぜ!」
(主人公・矢部登場)
主人公「矢部くん!」
矢部「こいつはサプライズでやんすね。東條、良かったでやんす」
主人公「オレたちの説得はもう必要なさそう」

東條「本当の本当の本当か!!」
猛田「く、苦し・・・」
(猛田ダウン)
矢部「東條、落ち着くでやんすよ!」
東條「はぁはぁ・・・ハッ!・・・オ、オレは常に冷静だ」
主人公「ハハハ・・・良かったな、東條」
矢部「ホント良かったでやんすね。もうそのキャラである必要もないんじゃないでやんすか?」
東條「・・・いや、必要はある。そうだな・・・99%の確率で、な」
主人公「な、なんで?」
東條「アンタたちが性格的に抜けてるところが多いからな。せめてオレだけは・・・ってね」
矢部「や、やっぱりナマイキでやんすー!!」
主人公「はは・・・ま、いっか」

猛田「俺はほったらかしかよっ!