| 山口復活! | |||
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作品
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パワ12 | ||
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登場人物
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山口・佳織・与志 | ||
(投球練習をする山口)
佳織「へえ、やるじゃない。山口くん」
主人公「すごい・・・」
(さらに投球練習をする山口)
主人公「数ヶ月でこんなに伸びるなんて凄い素質ですよ!バッティングなんか初めからすごいし・・・」
山口「そうか?」
主人公「入りたての頃はキャッチャーまで届かなかったじゃないですか?それが今は120キロの速球ですよ」
山口「ああ、そうだな」
矢部「左腕でやんすし、こりゃエースになれるでやんすね」
雑魚「他の投手陣もうかうかしてられないぞ」
山口「はは、冗談はよしてくれよ。これが精一杯さ。おっとこんな時間だ、私は先に上がらせてもらうよ」
主人公「おつかれさま〜」
佳織「・・・・」
(ロッカールームにて)
山口「・・・。諦めたはずなのに・・・。私は何を期待しているんだ」
(後日、主人公に話があるとグラウンドに呼び出す山口)
主人公「どうしたんですか?こんな時間にお話って?」
山口「私は野球部をやめようと思う」
主人公「どうしてですか!?すごいスピードで上達しているのに、なぜ突然!?」
山口「・・・突然じゃないんだ。私はもう野球をやらないって決めてたんだ」
主人公「決めていた!?」
(佳織が登場)
佳織「山口賢、大学野球史上、最高、最強の右腕。140キロ後半の直球と落差のあるフォークが武器・・・」
山口「佳織くん!?」
主人公「山口さんって凄い人だったんだ・・・」
佳織「でも、大学4年の夏に右肩を負傷。ドラフトを目の前にして、選手生命を絶たれる」
山口「どうしてそれを・・・」
佳織「フフ、これでもマネージャーよ」
山口「・・・そこまでわかってるなら十分だろ?過去は過去だ、今の私は、仕事が生きがいなんだ、野球をしている暇はないんだよ」
佳織「そうかしら?仕事を言い訳にして、夢に蓋をしているだけじゃなくて?」
山口「違う!野球なんてもう2度と・・・」
佳織「利き腕を右から左に矯正したのは何故かしら?野球が嫌いなのに、社会人野球に加盟している会社に入社したのは?」
山口「それは・・・」
佳織「選手生命を絶たれても、アナタの野球にかける気持ちは絶たれてはいなかった。そうじゃなくて?」
山口「もう、やめてくれ!もう夢が崩れて行くのには耐えられないんだ・・・」
(佳織、山口を抱きしめる)
佳織「佳織くん!なにを!?」
主人公「え!抱きついた!?」
佳織「臆病者・・・。まだチャンスがあるのよ!怖がらないでも大丈夫。私が貴方を絶対に守るから・・・」
山口「・・・佳織くん」
主人公「あのー、オレはここにいていいんすかねぇ・・・」
佳織「あと少し勇気を出して。そうすれば、もう1度きっと・・・」
山口「勇気・・・」
佳織「その勇気、私があげるわ・・・」
(キス!)
主人公「おおおおっ!」
佳織「これで貴方は輝ける・・・」
山口「・・・佳織くん。そうだな・・・。もう1度だけかけてみるか・・・。こんどはこの左腕に」
主人公「山口さん」
山口「2人ともありがとう。ようやく長い悪夢から目を覚ます事が出来たみたいだ」
佳織「ふふ、さながら白雪姫ね」
山口「おい佳織くん、茶化すなよ。よし、必ずミゾットを建て直し社会人リーグに出るぞ!」
主人公「はい!」
山口「そうと決まれば夜間練習だ!先に行ってるぞ」
佳織「ふふ、元気になったかな?」
主人公「でも佳織さんと山口さんて、そんな仲だったなんて、オレちっとも・・・」
佳織「え?あら?ただの同期よ?」
主人公「え?だってあんな『だきっ』て熱く・・・」
佳織「ああ、アレね。フフ、男をその気にさせるのがイイ女の仕事じゃなくって?」
主人公「わあ・・・」
佳織「それに、オファーの助っ人をやってもらえたら借金返済も早くなるしね」
主人公「え?」
佳織「じゃないと私のお給料も上がらないでしょ?」
主人公「(この人だけは敵に回したくないなあ・・・)」
山口「佳織・・・。おっとまだ呼び捨ては早いかな。ふふ、キミのためにも頑張るぞ!」
(大会直前。山口は神社で練習をしていた・・・)
山口「ストレートはだいぶ戻ったな、あとは、あの球か・・・」
与志「ほう、ここが特訓場と言う訳か」
山口「お前はたしか、与志!何故ここに!?」
与志「そんな事はどうでもいい。オファーを成功させるため少しでも多くの情報を手に入れるのがプロの助っ人よ」
山口「敵状視察って訳か・・・」
与志「フフ、ものわかりがいいな。どうだ?その球が我に通用するか投げてみぬか?」
山口「なに?」
与志「ふふ、我が怖いか?それとも矯正した左では使い物にならぬか?」
山口「・・・いいだろう。そこまで言うなら勝負だ」
山口「いくぞ!」
(山口投球)
与志「フン!」
(与志完全に打ち返す)
山口「なに!?」
与志「ストレートで勝負とはなめられたモノのよう。我が求めているのはその球ではない!」
山口「そこまで知っているならしょうがない、あの球を使うしかないようだな・・・」
与志「ふふ、その目だ、その目をまっていた」
山口「いくぞ!」
(山口渾身のストレート!?)
与志「ム!またもや、ストレートだと!?ナメおって!」
(そこからボールがストンと落ちる)
与志「なに!?手元で落ちただと!しかーーし!」
(それをさらに打ち返す)
山口「なに!?バカな!?」
与志「甘い、甘いわ!」
山口「まさかあのフォークで打ち取れないなんて・・・」
与志「所詮、貴様は大学レベル。精々大会まで磨きをかける事だ。まあ、我の勝ちは変わらんがな。ハハハ」
山口「今のフォークを軽く打つとは。フフ、面白いじゃないか・・・。ハッ、私が熱くなってる!?私に足りなかったのはコレか。いいだろう・・・。今から特訓だ」
与志「規定より長いバットでなければ確実に空振りしていた・・・。アヤツそして山口か、フハハ、楽しみが増えたわ」