Kreipe, Werner(1904年から1967年)
             1944年7月20日のHitler暗殺未遂事件で
             空軍参謀総長Kortenが死亡しました。
             Hitlerはvon Greimを後任に望み、また
             von Richthofenも候補に挙がりましたが、
             Goeringは8月2日付けで彼にとって無害
             と考えられた若いKreipeを選びました。
             彼は爆撃機畑の出身で、一時はMilchの副官
             だったこともあり、またI. Fliegerkorpsや
             Luftwaffenkommando Donの参謀長を務めて
             きました。
             
             この人事の問題点は、Kortenの代理であり
             Kreipeの事実上の上官であったKollerが
             飛び越されることになり、強い不満を
             持ったことです。
             8月11日の初めての会見でHitlerは、Udet、
             Jeschonnek、Milch達が彼を欺いたと不満を
             述べたとされていますが、結局Kreipeは
             Hitlerからは空軍に対する自身の影響力を
             強化する手段と見られたようです。

             彼はHitlerと衝突して、10月28日付けで
             職を去ってKdr. der Luftkriegsakademie
             に就任し、Kollerが11月1日付けで後任と
             なりました。


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