KnickebeinとX-Geraet
LWが夜間または悪天候時に用いた盲目爆撃用
機器です。大戦開始時に使用されたものが、
Knickebeinでした。爆撃機は地上の発信
ポイントから出されるれる主電波ビームに
沿って飛行し、別のポイントから発信される
補助電波ビームを受信したタイミングで投弾
しました。しかし英国側が間もなく電波妨害
に成功した為1940年6月以降使用されなくなり
ました。
更に発展させたものがBattle of Britain後期
の夜間爆撃に用いられたX-Geraetです。
より高周波数の電波帯域と特殊な受信機を用い
たので妨害に強くなりました。補助ビームは
3本で、1本目は乗務員に目標への接近を知ら
せ、2本目と3本目を受信する間に機体の速度
を正確に計測し、3本目を受信後、計算された
時間経過後に自動的に爆弾が投下されました。
X-Geraeの操作には高度な技術を要したので、
運用はKG100が専門にあたり、パスファインダー
として作戦を行いました。
(ちなみにGeraetは道具の意味で、
Beethoven Geraetといえばミステルのこと
だったと思いますが...。)
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