タテハチョウ科


ツマグロヒョウモン

名古屋市 西区 山田町
1994 10/14
近年、分布の北上が言われている種のひとつ。
名古屋でも1990年代から増加して、現在、道端や河川堤防のスミレ類で、
夏から晩秋にかけよく見られます。少数は、初夏にも目撃されています。

ウラギンスジヒョウモン

名古屋市 守山区 下志段味
1994 6/15
名古屋市では、東部の丘陵地帯で少ないですが見られる様です。
他に、守山区と尾張旭市にまたがる、森林公園で採集しています。

コミスジ  

名古屋市 守山区 吉根
1998 8/23
名古屋市東部の丘陵地で少ないながら生息していますが、
分布も個対数も少ないものです。

ルリタテハ

名古屋市 西区
1979 8/10
名古屋の市街地では少ないですが、ホトトギスなどを植えておくと、
秋によく幼虫がついています。
普通は、東部の林の残っている地域に、見られます。

キタテハ

名古屋市西区 庄内川河川敷
1991 8/7
庄内川や矢田川の河川敷など、カナムグラの生えている場所でよく見られますが、
以前に比べ、生息地はかなり減少しています。

ヒオドシチョウ 10年以上前ですが、名城公園で目撃したことがあります。
季節は忘れましたが、ケヤキの梢の方を飛翔していました。
東部には、生息していると思われますが、わかりません。

ヒメアカタテハ

名古屋市 西区 庄内川堤
1979 8/21
庄内川や矢田川の河川敷で見られますが、あまり多くありません。
秋には、市街地の庭先に飛来することもあります。

アカタテハ 子供の頃は、近所の畑でよく採集していましたが、 現在市街地ではあまり見ることは出来ません。
郊外の耕作地周辺では、見る事が出来ると思われます。

ゴマダラチョウ

名古屋市 緑区
1997 5/25
東部の雑木林の残っているところでは、他にも生息地があると思われます。
ただし、緑区を含む市の東部には、一見自然が多く残されているように見えても、
この蝶の生息を支えられるような、健全な雑木林はごくわずかしかありません。
他に中区の名古屋城と西区の庄内川河川敷などで、目撃したことがあります。
この蝶は、飛翔力が強く、食樹のエノキが生えていると、偶産する事もよくあるようです。
名古屋の中心部に近い名古屋城付近では、最近でもごく小規模な雑木林に奇跡的な生息地を確認しています。