オオウラギンヒョウモン

F a b r i c i a n a  n e r i p p e


Nkon F100 AF MicroNikkor 105mm F2.8
Jul. 2000 宮崎県
アミガサギクに負けない存在感ある雌
LARGE SIZE 94k
日本でみられるヒョウモンチョウの中では、もっとも大型の種類で、特に雌は大きく、飛んでいる姿も雄大で存在感があります。

食草のスミレの生える開けた丈の低い草原に見られる蝶ですが、1980年前半には多くの生息地で絶滅してしまい、 現在でも見られるのは、九州と中国地方のごく一部に限られています。 以前は広く各地にみられたこの蝶が、急激に姿を消した原因はよくわかっていませんが、人間活動が原因であるというのは、ほぼ間違いないでしょう。
大型なだけに多くの食草を必要とするこの蝶は、広く豊かな草原がないと生きて行けません。

国外では、中国大陸、朝鮮半島などに分布する東アジア温帯草原の蝶。