キ タ テ ハ

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Sep.1997 愛知県 名古屋市
LARGE SIZE 61k
タテハチョウの仲間独特のギザギサした翅のタテハチョウらしい蝶です。
西日本の低地では、ポピュラーな蝶ですが、地味な蝶ですので、 あまり人目にとまらないかもしれません。

東アジアに分布する蝶で、北海道南西部から九州まで見られますが、寒冷地にはあまり多くありません。
暖かい地域では河川の堤防や農地周辺などに普通に見られます。
幼虫は、クワ科のカナムグラなどを食べます。

成虫で越冬する蝶で、早春の河川敷などでは、モンシロチョウなどに先駆けて、 日向ぼっこをしたり、タンポポの花を訪れたりするのをのを見ることができます。
秋になると、写真のように、柿の実に吸汁に訪れるのをよく見かけます。

新成虫は、梅雨のころから発生し、晩秋まで数回の発生を繰り返します。