ウラナミシジミ

L a m p i d e s  b o e t i c u s


OM-4Ti ZUIKO MACRO 90mm/f2
Sep.1997 愛知県 名古屋市
LARGE SIZE 67k
秋になると、南の越冬地から北上してきたこの蝶が良く見られるようになります。
この蝶は、本来南方系の蝶で、かなり暖かい地方でないと越冬ができないのですが、 南の方で越冬したものが、世代を重ねながら少しずつ北上して、秋になると、時には北海道まで北上することもあるそうです。 小さな蝶ですが、強い飛翔力を持った蝶です。

幼虫は、ハギ クズ アズキ ソラマメなどの各種のマメ科植物の花や実を食べます。 本州西南部以南では、秋になると南から北上した本種が、河川敷などクズの生えた場所や豆類の畑を 敏捷に飛び回っているのを見ることができます。
越冬が可能で土着しているのは、本土の太平洋側の沿岸部と南西諸島などの冬でも温暖な地域に限られます。
名古屋市内では、11月の中旬頃までは見ることができますが、その後は越冬できずに死滅してしまいます
強い移動力を持っているだけあって、海外では熱帯地方を中心に広く分布しています。