![]() Aug.1998 岐阜県 早朝、ワレモコウの花で休む雌 LARGE SIZE 52k
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夏の草原をやや緩やかに飛翔する、シジミチョウとしては大型な種で、
羽を広げると40ミリ程度になります。 翅表は、真っ黒のものから水色のものまで変異が多く、様々です。 真夏の草原の雰囲気と、この蝶のソフトな飛びかたの組み合わせが、 不思議な魅力を感じさせ、私の好きな蝶の一つです。 食草はバラ科のワレモコウの仲間で、終令幼虫までは、その花を食べます。 その後特定の種類の蟻の巣の中に入り、蟻の幼虫を食べて育つという特殊な生活を する蝶です。 北海道 本州 九州のワレモコウの仲間の自生する自然草原 茅場 農地周辺の土手 湿地周辺 等の開けた草原に局地的に分布しており、 年に1回真夏の頃、成虫が見られます。
ゴマシジミのような草原性の蝶は、草刈りの機械化や、草原 湿地の開発で急速に
生息環境が失われています。 | |
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Aug. 2002 長野県 切っても切れない関係です LARGE SIZE 93k |