ジョウザンミドリシジミ

F a v o n i u s  t a x i l a


F100 SIGMA 400mm f5.6 APO MACRO
長野県 安曇村 Jul. 2003
森の広場に、生きた宝石が輝いていました
LARGE SIZE 117k

東アジアの温帯林に生息する典型的なミドリシジミの仲間。
日本では、北海道と本州に分布します。

本州中部地方では、最もよく見られるミドリシジミで、 年一回7月に、ミズナラが多い山地渓谷の少し空間が開けたような場所を見上げると、樹上をキラキラ飛び回る姿を見ることが出来ます。 幼虫はミズナラの他、コナラやカシワなどのナラ類を食べます。

ミドリシジミの仲間は、種類により活動する時間が決まっていますが、 この蝶がテリトリーを張って飛び廻るのは、午前中8時から11時くらいの間で、 同じような場所に見られ、夕方に縄張り飛翔を行うエゾミドリシジミとは、時間的にしっかりと棲み分けをしています。
この2種は、飛翔しているときはほとんど見分けが付きませんが、この活動時間の違いで区別する事が出来ます。