メスアカミドリシジミ

C h r y s o z e p h y r u s  s m a r a g d i n u s


OM-4TiB ZUIKO MACRO 90o F2
山梨県 北巨摩郡 小淵沢町 Jul. 1998
夏の雨上がり・・・縄張りを争う雄が、
梢から絡み合いながら降りてきました。

LARGE SIZE 70k
メタリックグリーンに輝く"ZEPHYRUS"の一種。

ゼフィルスの仲間は、それぞれ決まった時間帯に、雄が梢上にテリトリーを主張して 進入者にスクランブルをかけます。
このメスアカミドリシジミは、9時〜12時辺りの時間に、樹上をキラキラ飛び交うのを見る事が出来ます。 その様子は、わずか10数ミリの小さな体からは、想像がつかない程、活発でエネルギッシュです。

東アジアに分布。日本では、北海道から九州まで分布していますが、本州中部以西では、平地には見られません。
成虫は、年一回6月から7月の短い期間に発生し、 幼虫は、各種の桜の葉や花を食べます。

本州中部地方の、渓谷沿いの落葉樹の多い場所では、それほど珍しい種類ではありませんが、活動時間が限られるのと、 梢上をチラチラと飛んでいるため、何気なく歩いていると視野に入りにくいかもしれません。