クモマツマキチョウ Anthocharis cardamines

雄の羽のオレンジが印象的で可憐なチョウ。 亜高山の初夏、渓谷を軽やかに可憐に飛翔する姿はとても美しいものです。

ユーラシア大陸の北半分に分布し、日本は分布圏の東の端になります。
北アルプスと南アルプスの山地帯から高山帯に分布しています。
アブラナ科のハタザオの仲間を食草にしており、4月から6月そういった植物の自生するガレ場で見ることが出来ます。

発生地で待っていても、見られる個体数は少ないものですが、どこからともなく突然現れるチョウです。
恐らく新しい食草自生地を求めて広範囲に分散しているのでしょう。


May 2001 長野県 長谷村
河原に咲くミヤマハタザオの花に可憐なオレンジがよく似合います。


[ホームページへ]