モンシロチョウ Pieris rapae

人家周辺に生息するもっとも身近な蝶の一つ。
それでも、あまり都市化の進んだところではさすがに少ないです。

私の住んでいる名古屋の西区でも、以前に比べるとかなり少なくなったように感じます。
子供の頃、よく近所の畑で幼虫を採ってきて飼育していました。時々、コマユバチ(寄生蜂) の黄色い繭が出てきて、気色悪い思いをした思い出があります。
たくさん固まっている所から採ってくると、かなりの率で寄生されていたようです。

日本全国に分布。世界的にも各大陸に広く分布している蝶です。
各種のアブラナ科植物を食べ、畑や荒れ地などで発生します。
早春から秋まで年に数回発生を繰り返しています。

庭やベランダに菜の花でも植えておけば、この蝶をめったに見ないような街中でも、 母蝶がどこかから飛来して卵を産んでくれます。
卵は黄色い紡錘形ですが、小さく、色も保護色になっていてなかなか見付けにくいものです。 幼虫はおなじみの青虫です。


Mar. 2015 愛知県 日進市


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