モンキチョウ Colias erate

人家周辺にも良く見られる身近な蝶。
この蝶は、雄と雌で模様はほぼ同じですが、色はそれぞれ、雄が鮮やかなレモンイエローに対し 雌は白色で、色違いになっており、翔んでいても簡単に見分けがつきます。

ロシアの南部から中国 インドなどのアジア中東部に分布し、国内では、全国各地に分布しています。
食草のシロツメクサやアカツメクサ、エンドウ、コマツナギなどが自生する、河川や池の堤防、河原、道路の法面、農地周辺などの開けた草地に良く見られます。
春から秋にかけて、年に数回発生し、名古屋付近では4月から10月終わり頃まで見る事ができます。
この蝶は、かなり移動力が強いようで、山間部の砂防ダムの工事現場のような飛び離れた新しい場所でも、しばしば発生しているのを見る事があります。
また、標高2000mを超えるような高山地帯にも生息地が知られています。


May. 2002 愛知県 岡崎市
カラスノエンドウのお花畑で


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