ツマジロウラジャノメ

L a s i o m m a t a  d e i d a m i a


OM-4TiB ZUIKO MACRO 90o F2
長野県 南安曇郡 安曇村 Aug. 2000
崖を眺めていると、白い紋も鮮やかな雌が、
陽だまりに咲く花を求めて降りてきました。
LARGE SIZE 134k

和名の由来にもなっている、前翅の白い斑紋が、飛翔していても良く目立ちます。
気品ある北方系のジャノメチョウです。

シベリアやチベット、中国から朝鮮半島そして日本など、アジアに広く分布する蝶で、 日本では、北海道と東北地方から中部地方、さらに四国の一部にも生息しています。
夏から秋にかけて、山地の渓谷沿いや道路の切り通しの崖地にみられ、そのような場所に生えるイネ科植物で発生します。
普段は崖地を優雅に飛び廻っていますが、生息地を離れて移動しているものは、同じ種類とは思えないようなスピードで飛んで行き、ジャノメチョウとしては、強い飛翔力を持った蝶です。