M e l a n i t i s p h e d i m a
![]() Sep. 1998 静岡県 佐久間町 LARGE SIZE 76k |
翅の形が少し個性的な、ジャノメチョウとしては大型の蝶。 地味な色合いですが、翅表には、柿色の斑紋や霜のような白っぽい部分があり、 それらが絶妙に配置され、美しい蝶です。 翅の裏はこの蝶がよく止まる枯れ葉にそっくりになっていて、止まってしまうと、 視界から消えてしまったような錯覚を受ける程です。 ”黒木の間蝶”という和名の通り、昼間は森の中や川沿いの藪の中など、 薄暗い場所にいる事が多く、夕方になると、森や藪の外に出てきて、活発に活動します。 人家の周辺にいる事もあるのですが、このような生態の為、あまり人目に触れる蝶では ないかも知れません。
中国や台湾、マレーシア、インドネシアなど、アジア南西部に分布する南方系の蝶。 |