ジャコウアゲハ Atrophaneura alcinous

すらっとしたベージュ色の翅に赤い紋をあしらい、緩やかに舞う、ちょっと上品な雰囲気の蝶です。
また、この蝶は、独特の良い香りがし、これが和名の由来になっています。

幼虫は、ウマノスズクサの仲間を食べ、そのような植物の自生する、河川敷や堤防の草地や藪地、山地の林縁で見ることが出来ます。
特に、河川の堤防の生息地では、ウマノスズクサの生える草地をたくさん飛び廻るのを見ることがあり、壮観です。

東北地方から南西諸島まで広く分布。国外では、中国や朝鮮半島に分布するアジアの蝶です。


Apr. 2004 愛知県名古屋市
ちょっと汗ばむような陽気の草むらで
花から花へと忙しく蜜を求めていました。


Apr. 2003 愛知県岡崎市
食草のウマノスズクサがたくさん生える
草地には、タンポポの花が花盛りでした。


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